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地域とよりよい高尾公園つくり
伊那小5年学組が「語る会」

地域とよりよい高尾公園つくり<br>伊那小5年学組が「語る会」

 伊那市山寺区の高尾公園の整備を総合学習の課題にする伊那小5年学組が15日、地元住民らに活動を報告し意見を交換する「第4回高尾公園を語る会」を開いた。児童の活動に対して、「地元の公園を応援してくれてうれしい」という声が出された一方、「ベンチや遊具の安全性に不安があり、事故の際や補償や、老朽化した場合の撤去の責任を誰が負うのか考えるべき」との注文もあり、子どもたちは真剣なまなざしで聞き入った。
 高尾町からは総代の山岸俊行さん、市民生児童委員の白鳥松子さんら5人が、伊那市役所から農林振興課の職員が参加した。
 学組は04年度から「みんなでつくろう高尾公園」を合い言葉に、同公園を明るく楽しい場所にしようと活動。遊歩道の整備、ベンチ作り、見晴台作り、ラリーコース作り、樹木や鳥の案内プレート作り、野草園・実のなる木園・薬草園・花壇の設置など、10のプロジェクトを進めてきた。担任の鈴木秀實教諭によれば、公園の地主の協力を得て、野草園などの設置も進めてきたという。近くの幼稚園の園児を連れて遊歩道を歩くなどもしている。
 こうした活動に、地元住民の多くが実のなる木を紹介、植え方を教えたりの協力をしているが、児童の作るベンチや遊具などの安全面や管理面に疑問を投げかける人もおり、地域の人がどう考えているかを知ろうとの児童の考えで、「語る会」が開かれた。
 司会を務めた学級長宮沢拓人君は「いろいろ問題があるけど、地域の人の話を聞けた勉強になった」と感想を話した。

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