信州大学農学部 創立70周年祝う
記念式典開催
今年で創立70周年を迎える南箕輪村の信州大学農学部で、19日、節目を祝う記念式典が行われました。 19日は、農学部のOBや来賓などおよそ100人が集まり、70周年を記念して伊那市から寄贈されたタカトオコヒガンザクラの苗木3本を構内に植樹しました。 信大農学部の前身となる県立農林専門学校は、第2次世界大戦終戦の年の1945年昭和20年に開校しました。 4年後の昭和24年には、信州大学の設置に伴い農林専門学校を吸収する形で農学部が発足。 これまでに、9,375人の卒業生を輩出しています。 今年4月には、これまでの3学科制から複数のコースを専攻することができる1学科4コース制に改め、卒業後の活躍の場の広がりが期待されています。 第4期生で信州大学農学部の北澤秋司名誉教授は「開校当時は実験道具もなく、国や県の出先機関、民間企業から器具を借りてなんとか研究ができるような質素な大学だった。今後も、農学部の発展のために尽力したい」と話していました。 式典では他に、信州大学交響楽団のメンバーによる演奏が披露されました。 20日は、午後1時から農学部OBでスタジオジブリの宮崎吾朗さんと現役学生との特別対談が行われます。