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生活安全会議、子どもの安全や有害図書自販機撤去で

150人が出席し、健全育成を決議

生活安全会議、子どもの安全や有害図書自販機撤去で

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 飯島町は子どもの安全を脅かす事件の多発や、有害自販機の設置を受け14日夜、文化館で生活安全対策会議を開催。登下校の子どもの安全対策や、有害自販機の早期撤去に向けた方策を協議し、「青少年健全育成決議」を採択した。
 昨年12月制定した「飯島町安全で住みよいまちづくり条例」に基く開催は2回目。駒ケ根署や防犯指導員、地区役員、学校、保育園、青少年育成協議会など関係機関、団体から150人が参加した。 駒ケ根署から管内の声掛け事例発生状況の報告、両小学校から不審者対策・児童みまもり隊、下校時刻を早めるなどの安全対策の報告があった。
 協議では子どもの安全対策について「防災無線で下校を知らせ、町民に見守りを呼びかける」「昼間、保育園には男手がなく不安。地域の人が巡回してもらえないか」などの要望が出された。
 有害自販機設置問題については、駒ケ根署は「法令を使って撤去させることは難しい」との見解を示し、田切地区住民からは、98年に設置された田切追引の例を挙げ「撤去させるには息の長い運動が必要。広く署名を集め、住民パワーを結集するしかない」「置かれやすい場所の点検も必要」などの意見が出された。
 最後に▽対話を深め、明るい家庭をつくる▽温かい心の「声かけ」で子どもに豊かな社会性を育む▽有害図書等自販機に土地を提供しない、設置させないために「有害環境浄化宣言」の徹底-などを盛り込んだ「青少年健全育成決議」を採択した。

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