障害者対象の就職・雇用相談会
身体・知的・精神などの障害者を対象にした就職・雇用相談会が、15日、伊那市のいなっせで開かれました。 相談会は、ハローワーク伊那が毎年開いています。 今年は去年より5社少ない16の事業所が、求職者は、11人少ない80人が参加しました。 障害者の法廷雇用率は、平成25年度に1.8%から2%に引き上げられました。 去年6月1日現在の伊那管内の実雇用率は1.9%ですが、達成企業割合は56.5%となっています。 26年度の障害者の新規求職申込件数は283件、就職件数は161件で、どちらも精神障害者が増加しています。 参加した40代の男性は、「本命の会社から、ここで働くのは難しいと言われ現実は厳しいと感じた。」 40代の女性は、「交通手段が自転車しかなく、条件があう企業がない。」と話していました。 ハローワーク伊那の百瀬 晃所長は、「障害者の個々の特性を理解し、その特性に合った職場や仕事を作ることにより雇用を進めることができる」と話し、企業に理解を求めていました。