伊那市 新宿との森林保全で会長賞
伊那市は友好都市・新宿区との森林保全活動などが認められ、「ふれあいの森林づくり」国土緑化推進機構 会長賞を受賞しました。 22日は、伊那市役所で、定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長が受賞を報告しました。 伊那市が受賞したのは、緑化推進に顕著な実績をあげた市町村などに贈られる「ふれあいの森林づくり」国土緑化推進機構会長賞です。 全国4団体のうちの一つに選ばれました。 伊那市と、友好都市の新宿区は、平成20年に協定を締結し、新宿区が伊那市内の森林整備に出資し、二酸化炭素の吸収量を増加させるカーボンオフセットの取り組みを続けています。 カーボンオフセットの協定は自治体間では全国初で、間伐で出た木材は、おもちゃなどに加工され、新宿区の新生児にウッドスタートとしてプレゼントされています。 他に、東京都立高校の生徒たちが、西春近の森林で整備作業をする活動も続けられています。 白鳥市長は、「都会の企業に伊那市内の森林整備に出資してもらうことも検討している。都市から地方に資本が流れる仕組みをつくり、日本中に広まるようにしたい」と話していました。