中央アルプス国定公園化へ 研究部会設立
伊那市の伊那合同庁舎で27日、中央アルプス山岳観光協議会臨時総会が開かれ、中央アルプスの国定公園化を目指すため研究部会を設立することが決まりました。 臨時総会には、上下伊那の市町村職員や観光団体など24人が出席しました。 研究部会の名称は「中央アルプス国定公園化研究部会」とし、現在県立自然公園に指定されている中央アルプスの国定公園化を目指します。 今年5月に開かれた総会で、駒ヶ根市から「国定公園化を進める研究をしてほしい」との提案があり、今回部会を設立することになりました。 研究部会設立により、県が主体となって動植物の他、観光客数や交通などの調査を行い、研究部会と議論を進めながら2年後の国定公園申請を目指します。 国定公園の選定基準では、「自然を守るだけでなく、多くの人にも利用してもらうこと」が要件となっていることから、山岳観光のあり方なども含めて議論を進めていくということです。 研究部会では、平成29年度中の申請を目指して、今年度中に1回目の会議を開く予定です。