体を動かす介護予防講演会
伊那市内の介護予防活動をさらに推進しようと、体操を取り入れた講演会が、29日、伊那市役所で開かれました。 講演会に先立ち、いきいきサポーターによる体操が行われました。 いきいきサポーターは、伊那市内の各地で、体操や運動を通して介護予防を推進しています。 今年3月には、しあわせ信州ご当地体操コンテストで1位となる優秀賞を受賞しています。 音楽に合わせて、参加者も一緒に隣の人の肩をたたくなどの体操を行いました。 そのあと、長野県健康づくり事業団の健康運動指導士 五十嵐 宏美さんが講演しました。 長野県では、平成25年度に、ずくだすガイドというガイドラインを作りました。 長野県の方言「ずく」を使って、日常生活よりも10分多く、体を動かすことを促すものです。 講演では、五十嵐さんの指導で、参加者も体を動かしました。 ひじから腋にかけて、やさしく何度かさすり、二の腕をつかむようにして往復すると、参加者からは首を回すのが楽になったとの声が上がっていました。 伊那市内には、9月1日現在、65歳以上の高齢者は2万255人いて、高齢化率は29%です。2年後の平成29年には、30%を超える見込みだということです。