炭撒きで松くい虫被害防止に期待
去年撒いたマツは被害なし
炭を撒いて土壌改良を行いマツに抵抗力をつけることで松くい虫被害を防ぐ取り組みが南箕輪村神子柴で行われています。 去年炭を撒いたマツは被害にあっていないことが9日確認され関係者は効果に期待を寄せています。 9日は南箕輪村の神子柴区共有財産組合が管理している林で炭を撒く作業が行われました。 組合員はマツのまわりを掘ったあと炭を撒き土と混ぜ合わせていました。 これによりマツに抵抗力がつき病気になりにくくなるということです。 去年炭を撒いたマツは12本で目印としてピンクのヒモが付けられ全て松くい虫被害は確認されませんでした。 炭撒きに関してアドバイスした信州大学農学部の加藤正人教授は「土壌改良によって木が元気になり抵抗力が増す。まだ1年なので効果があると断言はできないがその傾向はでてきている。」と話していました。 一方近くのマツでも撒かれていないものは枯れてしまい伐採する目印の黄色のヒモが付けられていました。 また周りには既に伐採されたあとの切り株も残されていました。 今年はおよそ10本のマツに2年目を意味する2本のピンクのヒモがつけられ組合では今後まわりのマツと比較しながらその効果についてさらに検証を進めていくことにしています。