修学旅行を前に高校生が平和学習
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の2年生は、12月の修学旅行を前に平和についての講演を24日聞きました。 弥生ヶ丘高校の2年生は来月1日から3日まで、修学旅行で広島・神戸などを訪れます。 広島では平和記念公園を訪れる予定で、今日はその事前学習が行われました。 講演したのは、東京大学工学部原子力工学科を卒業し、立命館大学国際平和ミュージアム終身名誉館長の安斎育郎さんです。 安斎さんは、開発から間もない原爆が日本に投下されたのは、戦後支配をめぐるアメリカとソ連の駆け引きがあったからだとし、「広島で何が起こったのかを虫の目で見ると同時に、なぜ原爆が投下されたのか歴史の流れを鳥の目で俯瞰して見てほしい」と話していました。 講演の後、生徒全員で千羽鶴を作りました。 修学旅行では平和祈念セレモニーを行う予定で、千羽鶴は、記念公園に納めるということです。