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戦時下体制「発禁」書籍を展示

戦時下体制「発禁」書籍を展示

戦時体制下において、発行や閲覧が禁止となった書籍を集めた企画展が伊那市の伊那図書館で開かれています。 企画展「発禁」は8月に長野市の県立長野図書館で開かれました。 伊那図書館では上伊那でも多くの人に表現の自由や知る自由について知ってもらおうと、県立長野図書館から資料を借り企画展を開催しました。 展示されているのは、大正14年から昭和19年までの間、発行禁止や閲覧禁止となった書籍や雑誌など40点です。 帝国大学名誉教授の美濃部達吉の著書は、皇室の尊厳を冒とくしたとして発禁処分となりました。 また、昭和15年の時事年間は、国力が外国に知られないよう工業生産や輸送に関する記述のあるページが切取られています。 展示された本の中には、削除されずに残っている物もあり、訪れたある男性は、本に目を通していました。 伊那図書館では、『「表現の自由」や「知る自由」が失われる怖さについて理解を深めてもらいたい』と話していました。 来月12日の午後2時から伊那図書館で、発禁された書籍を読み解く会が開かれる予定です。

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