あすから師走 しめ飾り作りピーク
信州縁起物製作所
あすから師走。 年の瀬を前に箕輪町沢の信州縁起物製作所では、しめ飾り作りがピークを迎えています。 30日は従業員10人ほどがワラを束ねたりおかめや小判などの縁起物を飾り付けていました。 信州縁起物製作所ではワラの刈り取りが終わった9月から作業が始まり今がピークとなっています。 出荷先は県内の北は白馬、明科、南は飯田からまでで地域によって形が異なる縄や飾り物に対応しています。 代表の大槻清子さんは各地のどんど焼きを見てまわりその地域のしめ飾りを覚えたといいます。 駒ヶ根などで作られる「おやす」はワラで細長い筒状の形を作り、この中に南天などを入れて飾るということです。 玄関に飾る「棒たれ」と呼ばれているしめ飾りは塩尻より北の地域は5本の「棒たれ」を吊るしその間に4枚の御幣を飾ります。 同じものでも下伊那は3本で2枚の御幣を飾るということです。 大槻さんは「この時期は毎年大変だが、みなさんに幸せが訪れるよう願いながら作業にあたっています。」と話します。 作業は12月下旬まで続きしめ飾りは県内の量販店に出荷されるということです。