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少年自然の家生活体験と学校教育の連携考える

信州高遠生活学校成果と課題シンポ

少年自然の家生活体験と学校教育の連携考える

 高遠町の国立信州高遠少年自然の家は16日夕方、「信州高遠生活学校の成果と課題」と題した実践発表とシンポジウムを開いた=写真。上伊那を中心に、小学校教員、教育委員会、育成会などから約40人が参加し、少年自然の家における生活体験と学校教育の連携について考えた。
 学校、地域社会、家庭を兼ねた生活環境で集団生活をする「信州高遠生活学校」は2年度目。集いは前回、東京都で開いたが、「地域の人に活動を理解してもらい、普及していこう」と初めて地元で開いた。
 シンポジウムで初年度から実証研究を続けてきた、東京家政大学非常勤講師の高橋始さんは「子どもの生存、成長を支えるためには学社融合が必要」と主張。「体験的な活動を多く得るためには、学校生活だけでは不充分」とし、「少年自然の家では、家庭や地域から離れた共同生活で、子どもたちが環境に適応しようと積極的な試みをし、多くを学んでいた」と話した。
 本年度は長谷小、伊那東小に加え、辰野東小が初参加し、豊かな自然環境を生かしながら教科学習と体験活動を学んだ。

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