ベースボールサミット初開催 野球人口拡大へ
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上伊那地域の野球指導者などが集まる「ベースボールサミット」が、5日初めて開かれ、野球人口の拡大にむけて連携を強化することなどを確認しました。 5日は、上伊那の中学や高校で野球を指導する教員の他、少年野球チームの監督などおよそ130人が伊那市の東部中学校に集まりました。 サミットは、指導者同士の連携を図り幼少期の野球人口を増やしレベルアップにつなげていこうと、上伊那の中学校体育連盟と高校野球連盟が開きました。 実行委員会によりますと、少子化に加え、サッカーなどの他のスポーツの競技人口増加に伴い、全国的に野球人口が減っているということです。 県内の昨年度の小学生の野球人口は、平成22年度より570人少ない1,759人、中学生は1,266人少ない3,647人となっています。 また、上伊那の33の少年野球チームのうち、5、6年生を合わせても9人に満たないチームが来年度は13チーム、再来年度は20チームになるということです。 5日は、幼年期の野球人口の拡大をテーマに分科会が開かれ、現状や課題などを共有しました。 実行委員会では今後、連携強化を図るための組織「上伊那青少年野球協議会」の設立にむけ、取り組んでいきたいとしています。