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ダチョウ3羽が逃走

 伊那市中の原のダチョウ処理施設から19日、とさつ用のダチョウ3羽が逃げた。午後5時半過ぎまで探し、居る場所はおおよそ確認できたが、暗くなったために捕まえることができず、20日朝に集まって対処することになった。
 19日午後2時半ごろ、管理主体「伊那オーストリッチファーム」の宮下栄三社長が出勤した際、かぎのかかったダチョウ小屋の戸が1メートル開いており、4羽のうち3羽(雄1、雌2)が小屋周辺をうろうろしていた。捕まえようとえさを置いたが、逃走。
 伊那署、伊那保健所に届け出たあと、関係者ら約10人が探した。
 18日にえさを与えに来た宮下社長は「戸がきつくて開けるのがやっとだった。ダチョウでは開けられない」と困惑している。
 ダチョウは体長2メートル弱、体重80キロ。
 「抱きついたりしなければ、人に危害を加えない」(宮下社長)。市は逃走後、防災無線で地域住民に、また市教育委員会を通じ、連絡網で登校する児童に注意を促した。

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