北小河内漆戸常会で大文字建て
箕輪町北小河内の漆戸常会で10日無病息災を願う小正月の伝統行事「大文字」建てが行われました。 午前7時40分、集落の中心部にある四つ辻に、住民およそ30人が集まりました。 漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。 長さおよそ12メートルの柱の先に太陽に見立てた赤い板を取り付けます。 その下に五穀豊穣を願い色紙で作った花飾りや御幣、松の枝などを結びつけていきます。 飾りの取り付け作業が終わると、掛け声と共に柱が建てられました。 漆戸誠常会長は「今年も地区が平穏で、災害のない穏やかな年であるよう大文字に願いを込めました」と話していました。 大文字は、17日、日曜日に下ろされ、飾りは各家庭で持ち帰り玄関に厄除けとして飾るということです。