伊那警察署の警察犬に細田さんの犬委嘱
元気な「ジョイ」の活躍に期待
1年間警察犬が不在だった伊那警察署に、伊那市東春近の細田 淳さんの犬、ラブラドール・レトリバー「ジョイ」が今年から委嘱されました。 ラブラドール・レトリバーの2歳のメス・ジョイが、伊那警察署に姿を現わしました。血統書の名前は、グレイスフルランド・ジェイピー・ジョイといいますが、略してジョイと呼ばれています。 飼い主の細田さんに連れられて、署内に向かいます。 去年2月から細田さんの家で飼われていて、3月から週に1回、箕輪町のドッグスクール髙木に通い始めました。 ドッグスクール髙木代表の髙木のり子さんに素質を見出され、警察犬としての訓練をはじめ、去年10月の審査会で合格しました。 つるつる滑る警察署の階段や廊下を通って、伊那署員たちのいる会議室に入りました。署員の顔もほころびます。 28日は、ジョイの委嘱式が行われました。 内川政澄署長から、細田さんが委嘱状を受け取りました。 警察犬は、事件で遺留品を頼りに犯人を追跡したり、行方不明者の捜索等に出動します。 ジョイの任期は、1月1日から12月31日までの1年間で、すでに1月9日の行方不明者の捜索で活動しています。 ジョイが出動する時には、細田さんも一緒です。 夜の捜索が多いため、細田さんはお酒を控えるようになったということです。 10匹以上、警察犬を輩出してきた髙木さんによると、ジョイは、作業意欲の強い犬で、適性があるということです。 伊那署には、去年1年間警察犬がいなかったため、その間は木曽や諏訪の警察犬に協力してもらうこともあったということです。 明るく元気なジョイの活躍に地域の期待がかかります。