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病院から市へ 虐待の通報時に提出するシートの作成始まる

伊那市権利擁護ネットワーク連絡会のワーキングチームが発足

病院から市へ 虐待の通報時に提出するシートの作成始まる

伊那市は、高齢者や障害者、子どもなどの虐待を医療機関が市に通報する際に使用する共通の記入シートの作成を始めました。 来年4月からのシートの運用を目指します。 シート作成のためのワーキングチームが発足し、17日、1回目の会議が開かれました。 医師会や、弁護士会、子ども相談室、行政の担当者などで構成されています。 会議では、医療機関が虐待を発見した場合、市に通報する際に提出するシートの案が示されました。 身体的虐待、心理的虐待、介護の放棄など虐待の種類を記入する欄や、アザや傷などの箇所を記入する欄など、虐待を受けている高齢者や障害者、子どもの情報を記入するものです。 ワーキングチームのメンバーからは「虐待によって医療機関に運ばれてくるのは診療時間外の救急搬送がほとんどだ。シートを作る事自体はとても良いが、緊急時に電話でいつでも通報できるしくみづくりが必要だと思う」などの意見が出ていました。 ワーキングチームは、高齢者や障害者の権利を守る「伊那市権利擁護ネットワーク連絡会」の下部組織で、シートはそこでの情報共有を図るため作成されます。 1年かけて検討し、来年4月からの運用を目指します。

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