富県に井上井月の句碑建立へ
伊那市富県の住民は、幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人、井上井月の句碑を建立します。 19日は、富県ふるさと館で句碑建立実行委員会が開かれ、資金集めや地区住民への周知について話し合いが行われました。 井月は、火山峠で倒れ富県を通って最後は美篶で息を引き取りました。 その頃井月が自身の様子を詠んだ句が富県にふさわしいのではないかという意見から、井上井月顕彰会が句碑建立を提案しました。 去年7月に住民有志で発起人会を立ち上げ、8月に句碑建立委員会が発足しました。 碑に書く句は「落ち栗の 座を定めるや 窪溜り」に決まりました。 建立するためには150万円ほどかかる予定で、富県地区全戸に書類を配布し、募金を呼び掛けるということです。 句碑は、6月中旬に建立する予定です。