東日本大震災 あれから5年
三浦さん夫妻は福島県浪江町から伊那市へ避難
東日本大震災の発生から11日で5年となります。 地震が発生した午後2時46分、サイレンが鳴らされると各地で犠牲者の冥福や被災地の復興を願い黙祷を捧げる姿が見られました。 5年前の東日本大震災。 警察庁によりますと、10日現在震災による死者は1万5894人、行方不明者は2561人、震災関連死を含めると死者は2万1000人を超えているということです。 福島県浪江町から避難してきた三浦満さんと里う子さんは津波で家が流されました。 東京電力福島第一原発から5キロの位置で避難指示解除準備区域に指定されています。
伊那市議会は弔旗を掲げ黙とう
3月定例市議会が開かれている市役所の議場です。 哀悼の意を表す弔旗がかかげられました。 午後2時46分、全員が起立しサイレンにあわせて黙とうをささげました。
市街地でも黙とうを捧げる人の姿
サイレンが鳴ると市街地でも足を止め黙とうを捧げる人の姿がありました。
富県小児童は震災について発表
伊那市の富県小学校6年海組では、児童が震災に関する記事を読んで感じたことを発表し、その後サイレンに合わせて黙祷を捧げました。
福島県伊達市から伊那市へ避難している果樹農家の佐藤浩信さん
福島県伊達市から伊那市に自主避難した果樹農家佐藤浩信さんです。 福島で経営している果樹園の管理を2人の息子に任せ、再起の道をかけてこちらに移住してきたことに、今迷いが生まれています。 3月1日現在、伊那地域での避難者数は伊那市が11世帯、27人、箕輪町が4世帯、8人、南箕輪村が7世帯、15人を数えます。 復興庁によりますと2月12日現在の避難者は全国でおよそ17万4,000人にのぼるということです。