老子研究の第一人者 加島祥造さん遺作展
日本を代表する老子研究の第一人者で去年12月に92歳で亡くなった、詩人で墨彩画家の加島祥造さんの遺作展が伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、加島さんが制作した墨彩画や書およそ200点が展示されています。 東京出身の加島さんは、中国の思想家老子の思想を詩の形で表現し、数々の書籍を出版しました。 2007年に出版された詩集「求めない」はベストセラーとなりました。 25年ほど前に駒ヶ根市に移り住み、伊那谷の風景や自作の詩を墨彩画で表現していました。 遺作展には、詩集の題名にもなった「求めない」という言葉が含まれた作品が多く展示されています。 はら美術では、2002年から加島さんの個展を開いていて、今回で7回目になります。 加島祥造 遺作展は21日(月)まで伊那市のはら美術で開かれています。