伊那そば振興会 高遠在来種の復刻目指し
信州そば発祥の地“伊那”のPRを目的に活動している「そば振興会」は、5月から高遠在来種の作付けに取り組みます。 これは、17日に伊那市役所で開かれた定期総会の中で報告されたものです。 そば振興会では、高遠にあったとされる在来種のそばの実を復刻させようと、地元農家への聞き取りや在来種に関する論文をあたるなど調査を進めてきました。 その結果、県の試験場に高遠在来種が20グラム保管されていることが分かりました。 この在来種を2年かけて500グラムまで増やしたということです。 また、有志3人が全国各地およそ20か所を周り、在来種の研究を進めてきました。 振興会では、今年5月から、信州大学農学部と連携を図りながら伊那市長谷浦の圃場でまずは300グラムを蒔き、2~3年後の復刻を目指します。 そば振興会の飯島進会長は「究極の高遠そば復刻を目指して夢を持って取り組んでいきたい」と話していました。 振興会では、全国から集めた在来種の試食会を4月に行う予定です。