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庭園をイルミネーションで彩る 塚田元一さん(74)

庭園をイルミネーションで彩る 塚田元一さん(74)

 「みんなに楽しんでもらいたい」とイルミネーションの点灯を始めて7年目を数えた。
 イルミネーションは近所でも評判で、自宅庭の松や脚立などに巻きつけた電球5千個余が暗闇の中で青、緑、赤、黄など色鮮やかに光る。
 「人に喜んでもらうと、うれしい」とこれまで続けてきた。いつもより早く雪が降って寒かったが、本年も1人で1日半かけて高さ3メートルほどの樹木に電球を取り付けた。
 イルミネーションは道路沿いから見ることができ、当初は市内外から見に来る人が多かった。人が集まってにぎやかなことをするのが好きで、外で火をたき、訪れた人に酒を振る舞ったこともあったとか。
 8月の「伊那まつり」では、初めて企画されたイルミネーションコンテストに応募。「まつりを盛り上げたい」と市役所前の樹木に電球を飾り付け、まつりのPRに一役買った。
 長年、電球を使ったことから傷み、当初に比べて3分の1ほどに減ってしまった。
 「もっと大きくしないの?」と近所で聞かれるが「年だもんで、勘弁してもらった。ずくもなくなってきて…。来年はできるか、どうか。今年が最後かなとも思っている」と話す。
 イルミネーションは来年1月15日ごろまで、毎日午後5時半縲・時半ごろ点灯する。
 ◇ ◇
 自宅には広さ25アールの庭園がある。畑から庭園へ7年をかけて築き上げた。
 自ら土を運び、飛び石などを置いた。ツツジだけでも100本余。そのほか、モミジなどの樹木20種類、草花50種類がそろう。
 「夢中になって造ったが、手を入れるによいじゃない。でも、健康でできたもんで、おかげさま」。庭園の手入れが楽しみになっている。

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