井上井月の句 短冊など新たに見つかる
今後句の収集を事業化して取り組む
伊那市にゆかりのある俳人井上井月の句を書いた短冊などが新たに見つかり、井上井月顕彰会が30日に記者会見を開きました。 新たに見つかったのは、井月が伊那谷に定着することを決意した句が書かれた短冊など9点です。 短冊の他に、扇子や柱掛けに句が書かれています。 これらは、中川村の旧家に所蔵されていたもので、持ち主の岐阜県に住む男性から連絡があり、顕彰会が譲り受けたということです。 井上井月の句は全部でおよそ1800句あると言われ、毎年少しずつ見つかっていますが、保存状態が悪かったり紛失していることも多く、貴重な遺産を守るため顕彰会では、今後句の収集を事業として取り組むことを発表しました。 井上井月顕彰会では今後基金を集めるなど広く市民や行政に働きかけ収集活動を行っていくということです。