草の家 タカトオコヒガンザクラの枝で染め物
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで染物の製作・販売を行っている「草の家」は、高遠城址公園の桜の枝を使った桜染めを8日行いました。 草の家では、桜の枝の皮を使った染め物を2月から行っていて、最終回のこの日は草の家のメンバー7人が行いました。 地元をPRしようと5年前から毎年この時期に行っています。 桜の枝は、高遠城址公園で冬の間に剪定されたタカトオコヒガンザクラです。 カッターなどで削いだ皮を3回程煮て液を出します。 染液に布を浸けて20分程経つと、ピンクの色が付きました。 染料を繊維に定着させるため、銅からできた媒染液に浸け、もう一度染液の中に浸けます。 草の家では、色や模様が綺麗に出るように試行錯誤を重ねながら製作しています。 タカトオコヒガンザクラを使うと、色が濃く少し紫がかった仕上がりになり、独特の色合いになるということです。 草の家の商品は、高遠城址公園の高遠閣で限定オープンしているにこにこショップや高遠さくらホテルなどで購入することができます。 11日から17日に高遠城址公園の三の丸イベント広場で開かれる「みはらしマルシェ」にも並ぶということです。