東京芸大学長がバイオリン指導
伊那で開催 早期教育プロジェクト
将来音楽家を目指す子どもたちを対象とした東京芸術大学の早期教育プロジェクトが9日伊那市のいなっせで行われました。 早期教育プロジェクトでは澤和樹東京芸術大学学長がバイオリンの公開レッスンを行いました。 このプロジェクトは子どもたちの可能性を発見し伸ばしていこうと平成26年から始まったもので、これまでに全国各地の県庁所在地など大都市で開催されてきました。 今回は伊那市高遠町出身で東京芸術大学初代校長、伊澤修二の縁で地方では初めて行われることになりました。 公開レッスンでは伊那市に住む子ども3人を含む合計7人が1人ずつ40分間、澤学長から指導を受けました。 澤学長は「弓は包み込むように持つと柔らかい音が出ます。」「弦は指の押さえを軽くすると動きがよくなります。」などとアドバイスしていました。 会場にはレッスンを受ける子どもの保護者や音楽関係者などが集まり指導の様子を見守っていました。 澤学長は「多くの子どもたちは音楽を趣味にとどめてしまっている。このプロジェクトにより音楽に関わる人生という夢を支援していきたい。」と話していました。