「いも焼酎 50周年“みのわ”」限定1千本を発売
ブランド化へ意欲
箕輪町焼酎いも生産組合(柴正人組合長)は24日、町内の24酒小売店で町発足50周年にちなんだ「いも焼酎 50周年“みのわ”」を発売した。限定1千本のうち、Aコープみのわ店分の640本は完売、反響の大きさを伺わせた。
発売記念セレモニーには、生産者ら約20人が参加。
柴組合長(68)は、発売を喜び「来年は栽培面積を増やし、箕輪のブランドとして根づくようにしたい」と意欲を見せた。
来賓の桑沢助役は「まつぶさワインに加え、また一つ、特産物ができた」と地域の活性化につながることを期待した。
そのあと、生産者らは到着したばかりのいも焼酎を試飲。「芋の香りがあり、さらっとして飲みやすい。味がまろやか」と仕上がりに満足した様子で、焼酎をくみ交わした。「サツマイモを植えたときは、本当に造れるのかと思ったが、焼酎ができて夢みたい。来年の励みになった」と焼酎話で盛り上がっていた。
焼酎は、遊休農地の解消対策と地域活性化のため、焼酎用原料サツマイモを町内3カ所の畑約35アールで栽培。約7トンを収穫し、農協を通じて飯田市の醸造元「喜久水酒造」で仕込んだ。
来年度は、苗の植え付けから管理、収穫を焼酎ファンと一緒に取り組む考え。
価格は720ミリリットル、1100円。冷でそのまま飲むのがお勧めという。