老松場古墳群で有識者による検証会
前方後円墳もしくは前方後方墳か
伊那市東春近にある老松場古墳群で9日に有識者らによる検証会が行われました。 その結果これまで双円墳とされてきた古墳が、前方後円墳もしくは前方後方墳であることがわかりました。 検証会には県内の古墳研究者などの有識者と地元住民合わせて32人が参加しました。 有識者らは、古墳の高さや時代背景などの観点から、古墳の種類について検証していました。 老松場古墳群は7基の古墳からなり、第1号古墳はこれまで円形が二つ並ぶ双円墳であるとされていました。 去年東春近小学校の6年生が第1号古墳を測量した結果、前方後円墳である可能性が高いことがわかり今回検証が行われました。 第1号古墳が前方後円墳なら上伊那で2例目、前方後方墳なら上伊那で4例目となります。 今後はより細かい調査を行ない、作られた年代などの検証を進めていくということです。