清水庵で井上井月を偲ぶ吟行
ゆかりの地を散策
伊那市とゆかりのある俳人井上井月を偲ぶ吟行が13日に伊那市手良中坪の清水庵で行われました。 吟行には井上井月を偲ぶ句会のメンバーなど7人と長野県シニア大学俳句指導者の羽場桂子さんが参加しました。 清水庵は、井月が句会を行った場所と言われていて、その時の句とされる「旅人も我も数なり花ざかり」の句碑があります。 参加者は境内を散策しながら俳句を作りました。 俳句が完成すると近くの集会場に場所を移し句会が開かれました。 井上井月を偲ぶ句会の髙橋忠さんが「井月を偲ぶ句会の初音かな」、「鐘の音に桜散るなり清水庵」などと参加者が作った句を詠みあげました。 句評をした羽場さんは、「吟行はその時見たものが季語になる。同じ景色を見てもそれぞれ感じ方が違うからおもしろい。」と話していました。 吟行は毎年春か秋に行われていて今年で15回目となります。