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伊那市山寺に伝わるやきもち踊り奉納

伊那市山寺に伝わるやきもち踊り奉納

上伊那各地で春の例大祭が行われています。 伊那市山寺に伝わる「やきもち踊り」が17日、白山社八幡社合殿で行われました。 やきもち踊りは、伊那市山寺に伝わる祭りで、県の無形民俗文化財に指定されています。 正確な起源は分かっていませんが、今からおよそ200年前には行われていたということです。 やきもち踊りは例大祭で奉納されるもので、地元住民でつくる保存会の会員30人が踊り手となり披露します。 踊りは前踊り、中踊り、後踊りの3回で、合間にアユの塩焼きを食べながらどぶろくを飲み、キセルで刻み煙草を吹かします。 どぶろくの酔いが回り足元がおぼつかなくなると、観客から冷やかしの言葉を浴びていました。 3回目の踊りが終わると、踊り手は鳥居の外に逃げ、遅れた人には厄がつくとされています。 歌の終わりが近づくにつれて、踊り手は鳥居のそばに集まり、終わると一斉に鳥居の外に飛び出しました。

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