伊那警察署と教委が健全育成で協定
伊那警察署と、管内5つの市町村の教育委員会は児童生徒の健全育成の相互連絡に関する協定を、21日、締結しました。 21日は、南箕輪村民センターで協定の調印式が行われました。 調印式では、伊那警察署の内川政澄署長と、管内の伊那市や箕輪町、南箕輪村などの教育長が出席し協定書に調印しました。 今回の調印は、児童生徒の健全育成に係る相互連絡に関するものです。 これまでも、教育委員会と警察は連絡を取り合って少年に関する事案にあたってきましたが、去年8月に、県警と県教育委員会が協定を締結したことを受けて、各警察署の単位でも市町村と協定を締結しています。 具体的には、不審者や、児童生徒の安全確保のための連絡、非行少年について、深刻ないじめなどについて連絡を取り合います。 なお、検挙などされた非行少年の数は、去年は、県内で686人、伊那署は18人と年々減少傾向にあり、10年前と比べると、3割程度まで減っています。 内川署長は「万引きや自転車盗などの軽防犯は減少しているが、虐待や児童ポルノは増加している。児童生徒の健全育成は、治安基盤のために重要だ」と話していました。 なお、長野県内には、22の警察署があり、今回の調印は17番目だということです。