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1911/(火)

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上伊那招魂社例祭で金管演奏を初めて奉納

戦没者の冥福を祈る

上伊那招魂社例祭で金管演奏を初めて奉納

 戦争で亡くなったおよそ5700柱の霊を慰める上伊那招魂社の例祭が、23日行われ、今年は初めてブラスバンドの演奏が奉納されました。  演奏したのは、伊那市を中心に活動する吹奏楽団「伊那楽友協会」のメンバー7人です。  上伊那招魂社の神社関係者に伊那楽友協会のメンバーと知り合いがいて、演奏を依頼したところ奉納することになりました。  上伊那招魂社は、明治40年に建立され、毎年この時期に戦没者の慰霊と世界平和を祈る例祭を行っています。  明治10年に起きた西南戦争から太平洋戦争までに亡くなった上伊那出身の戦没者5,789柱の霊が祀られています。  23日は、信濃の国やふるさとの他、終戦までの間第二の国歌として歌われたとされる軍歌「海行かば」を演奏しました。  演奏の後神事が行われ、遺族およそ100人が参列し戦没者の冥福を祈りました。  神事では、たばこや酒、団子など英霊が好んだであろうとされる嗜好品が供えられた他、玉串が奉納されました。  伊藤光宣宮司は、「今の日本のような平和な世の中があるのは大勢の英霊のおかげ。上伊那招魂社の例祭はどんなことがあっても続けていきたい」と話していました。

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