05年上伊那地方事務所のおもなできごと
上伊那地方事務所が発表した05年の主な出来事は次の通り。
▼スペシャルオリンピックの冬季世界大会が長野県で開催したことに合わせて2月、知的障害者への理解を促進するために、市町村や障害者団体などが中心となり、ホストタウンプログラムやトーチランを実施した
▼上伊那地域景観フォーラムを2月に開催し、「上伊那花の谷景観づくり大賞」の最優秀賞に、「赤ソバの里」で有名な箕輪町の中箕輪農事組合法人を授与。景観サポーターグループの中間報告や東京大学教授による講演があった
▼3月、上伊那地域の桜、花の名所を集めた「花マップ」を上伊那広域連合や市町村と共同作成し、管内6万世帯に配布。また10月には、紅葉の名所などを盛り込んだ「秋の名所ガイド」を配布した
▼地域の特色を生かした取り組みなどを支援するためのコモンズ支援金が4月に創設。上伊那からは91件の応募があり61件、9617万6千円の事業が採択された
▼平日に納税できない伊南地域の納税者の利便を図るため5月、駒ヶ根市のベルシャイン駒ヶ根店で、自動車税納税期限直前の日曜日に出張納税窓口を開設。99件、約375万円の自動車税が納付された
▼06年2月の権兵衛トンネル開通にあわせて上伊那地域景観推進会議は6月、国道361号沿道に導入予定の屋外広告物規制の適応除外となる自己用広告物についても、良好な景観を保全できるデザインで統一するため、「中央・南アルプスを望む沿道広告物デザイン事業」を実施。自己用広告物のガイドライン作成の検討をはじめた
▼伊那市、高遠町、長谷村の合併協議が整い、関係機関の手続きを経た8月12日、総務大臣の告示があり、06年3月31日の「新伊那市」の誕生が正式に決定。高遠町、長谷村のほか、伊那市全域に地域自治区を設置することを決めた
▼衆議院の解散に伴う衆議院議員総選挙と最高裁判所裁判官国民審査が9月11日、執行され、小選挙区での上伊那の投票率は77・58%と、前回を3・52ポイント上回った
▼宮田村の近藤鉄工と駒ヶ根市のヨウホクが共同開発してきた「信州型ペレットストーブ」が10月、完成した
▼アスベストの撤去対策が完了していなかった伊那合同庁舎を含む9つの県有施設で11月、緊急のアスベスト除去工事が実施された
▼姉歯建築設計事務所の耐震強度偽装問題の発生を受けて11月、同設計事務所が関与した2つの管内建築物につき、構造計算書の再計算をし、改ざんを確認した
▼地域経済の持続発展や雇用確保促進を図るため、不動産所得税の課税免除や助成金が受けられる「信州ものづくり産業投資応援条例」を使用した新工場建設が進行。飯島町への進出を予定している岐阜県の酢醸造メーカー「内堀醸造」など2企業が、助成金認定を申請した