IPM実証実験の農園でミニトマト定植
病害虫や雑草を管理した野菜づくり「IPM」の実証実験を行っている南箕輪村神子柴の、あじ~な農園で6日、ミニトマトの苗の定植作業が行われました。 技術指導にあたっているJA上伊那では、この農法の普及を図り採算ベースに乗せたいとしています。 IPMは農薬だけに頼らず病害虫や雑草を管理するもので、食の安全安心や環境への影響に配慮した農法です。 6日はその実証実験を行っているハウスでJAの職員などおよそ15人がミニトマトの苗を植えました。 ハウスには虫が嫌う赤のネットを張ることでその効果を高めています。 またハウスの外側と内側にシートを張ることで雑草が生えるのを防いでいます。 ほかには害虫の天敵となる虫をハウス内に放したり虫取り板を設置しています。 実証実験は2年目でこれまでにアブラムシは確認されなかったもののダニの発生がみられたということです。 あじ~な農園ではミニトマト以外にパプリカでも実験を行い、5年をかけて病害虫の発生状況や品質コストなどについて検証していく計画です。 技術指導にあたっているJA上伊那ではIPMを上伊那の農家に普及させ採算ベースに乗せていきたいとしています。