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中川新聞店が伊那市共同作業の家へ古紙再生ペーパーポット製造機を寄贈

中川新聞店が伊那市共同作業の家へ古紙再生ペーパーポット製造機を寄贈

 古紙再生を通して環境に対する意識を高めてもらおう竏窒ニ、南箕輪村の中川新聞店の店主・中川博夫さん(53)が、古紙再生ペーパーポット製造機を伊那市共同作業の家に寄贈した22日、施設を訪れ、使い方を説明した。
 環境への配慮を求める声が高まる中、中川新聞店は、仕事柄出る多くの古紙を利用して、植木鉢用の紙ポットを作ろうと考えた。機械は2年前に購入。当初は、作ったポットを客に配ったりもしていたが、人手と時間がかかることから、ここ数カ月、機械は使われない状況にあった。そこで「ただ置いておくのでなく使ってもらおう」と、寄贈することにした。
 中川さんは「機械も遊んでいれば価値がないが、使っていただければ自分たちの思いも反映できてありがたい」と話した。
 出来上がりのポットは直径10センチ、高さ10センチほど。紙を固めているため、水を余り必要としないサボテンなどの栽培に適し、そのまま土にも還る。
 市社会福祉協議会の御子柴龍一会長は「ポットの製造は、利用者の雇用確保にもなる。古紙再生による環境啓発を通して、学校や他福祉施設との関係づくりも進めたい」と話していた。

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