中澤達彦さん40周年木彫展
これまでの作品約100点を展示
箕輪町の木彫工芸家中澤達彦さんの創作活動40周年を記念した木彫展が12日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。 中澤さんは箕輪町木下出身で現在58歳。 高校卒業後に木彫の道に入り今年で創作活動40年です。 これまでに日展に19回入選し、現在は日展会友や現代工芸美術家協会本会員などを務めています。 会場には初期の頃の平面作品や80年代から現在に至る立体作品など自然や世相をテーマにした作品およそ100展が展示されています。 こちらは、1978年の作品「循球の譜」です。 球体を宇宙とし、自然の様子や生物などを彫り込んで地球の成り立ちを表現しています。 こちらは2002年の作品「晴兆」です。 鉄の棒を雨に、ウレタンの樹脂を水たまりにみたて、雲が流れていく様子を表現しています。 木彫展は12日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。