進徳館の日
教育精神を継承
高遠藩の藩校「進徳館」の教育精神を見つめ直し受け継いでいこうと、28日、恒例の進徳館の日の行事が行われました。 会場となった高遠城址公園内の高遠閣には、高遠藩にゆかりのある来賓や一般などおよそ150人が集まりました。 進徳館は、幕末の1860年、高遠藩主内藤頼直が藩士の育成を目的に創設しました。 伊那市では、進徳館の精神を現代にも生かしていこうと毎年5月に進徳館の日を設けています。 実践発表では、高遠北小学校の中島元博教諭が、昨年度から全校で取り組んでいる「高遠そば作り」について話しました。 中島さんは、「活動を通して、子ども達の中に食事をいただくという自覚、もったいないという気持ち、ふるさと高遠を思う心が育った」とまとめました。 他に高遠高校の音楽専攻の生徒が歌を披露しました。 伊那市では、「歴史に名を残す多くの人材を輩出した進徳館教育の精神を今後も継承していきたい」と話していました。