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幻の高遠在来のそば栽培現地確認

伊那そば振興会などが復活目指す

幻の高遠在来のそば栽培現地確認

 幻となっている高遠の在来種のそばを復活させる取り組みを行っている伊那そば振興会は、きょう、栽培の拠点となる長谷浦の畑を確認しました。  30日は、伊那そば振興会と伊那市の職員など6人が、伊那市長谷浦の畑を訪れました。  畑は、300平方メートルほどで、現在は何も栽培されていません。 1年目に増やすことに成功すれば、畑を広げていく考えで、その畑も確認しました。  振興会のメンバーは、幻となっていた高遠在来種を5年ほど前から探していて、 長野県野菜花卉試験場に20グラムだけ保管されていることが分かりました。 在来種は現在、1キロほどに増えていて、今回、そのうちの300グラムの種を提供してもらいます。  浦は、国道152号から3キロほど山道を登った標高1150メートルにあり、他の品種のそばと交配する心配がありません。  伊那市も事業を応援していて、有害鳥獣の対策や、重機が入るための道路整備などを行う予定です。  高遠在来種は、貴重な種であり失敗できないとして、信州大学農学部の協力を取り付けました。  振興会では、7月初旬に畑を耕す作業や、獣害防護柵の設置を行い、下旬に種をまく計画です。  収穫は10月中下旬を見込んでいます。

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