新谷選手、トリノへ勝負
スケート全日本スプリント初日 500メートル4位、1000メートル5位
トリノ五輪の代表選考会を兼ねたスピードスケートの第32回全日本スプリント選手権初日は27日、長野市のエムウェーブであり、女子500メートルで宮田村出身の新谷志保美(竹村製作所、伊那北高竏鋳}波大出)が39秒01で4位、1000メートルは1分18秒90で5位に入った。両種目とも残る代表枠は3つ。新谷は当落選上で、28日の2レースに代表の座をかける。
その他の上伊那関係選手も健闘。加治木彩(八幡屋礒五郎、赤穂中竏駐穴C大三高出)が1000メートルで7位、500メートルで小平奈緒(信州大、伊那西高出)が8位、武井陽子(日体大、同)は16位。
「トップスピードに思うようにのれない」。レースを終えた新谷は、いつもと同じ冷静な口調で振り返った。
500メートルは岡崎朋美(富士急)1000メートルは外ノ池亜紀(アルピコ)と同組。序盤は競り合ったが、後半伸び悩んだ。長年ライバル関係にある2人との同走。「意識してしまったことも確か。途中までは良い方向に、その意識が持っていけたと思ったんだけど」。
500メートルは岡崎が制し、3位に大菅小百合(日本電産サンキョー)が入賞。そのため5位だった渡辺ゆかり(富士急)と、最後の代表のいすを争う様相となってきた。
1000メートルは既に代表内定の吉井小百合(日本電産サンキョー)が制し、岡崎、田畑真紀(富士急)、外ノ池と続いた。代表になるにはタイムも条件になりそう。
「もうあとがない。しっかり滑らなければ」。自分に言い聞かせるように話した。