教訓を後世に 天竜川シンポジウム
諏訪湖・天竜川上流部で観測史上最大の降雨を記録し犠牲者も出た平成18年7月豪雨から今年で10年となります。 教訓を後世に伝えていこうと、天竜川シンポジウムが18日箕輪町で開かれました。 シンポジウムは、豪雨災害から10年の節目を迎えるにあたり、教訓を風化させることなく次世代に伝えていこうと、天竜川上流河川事務所と箕輪町が開いたもので、380人が参加しました。 平成18年7月豪雨では、諏訪湖・天竜川上流部で観測史上最大の降雨を記録し、岡谷市や辰野町など県内で12人が死亡しました。 箕輪町の松島北島地籍では天竜川の堤防が決壊しました。 箕輪町では879世帯2,303人に避難指示が出され、53棟の住宅が浸水や半壊などの被害をうけました。 基調講演では、箕輪町出身で前国土地理院長の小池剛さんが「進化する災害への備え」と題して話しました。 サテライト会場の北島災害伝承公園では、子どもたちに豪雨災害について学んでもらおうと復旧活動の体験イベントが行われました。 パネル展のコーナーには、決壊した堤防の写真や復旧の様子が展示され、子どもたちが当時の出来事について学んでいました。 シンポジウムでは、パネルディスカッションも行われ、6人のパネラーが当時を振り返り、今後の災害対応について考えました。 シンポジウムの模様は、7月にご覧のチャンネルで放送します。