伊那保育園の園児がネコバスで遠足
ネコバスに乗って新山のトンボの楽園へ
伊那市の伊那保育園の園児が29日に「ネコバス」の愛称で親しまれるボンネットバスに乗り、遠足を楽しみました。 この日は伊那保育園の園児21人が手作りの切符を持ってバスに乗り込み、伊那市新山のトンボの楽園にハッチョウトンボを見に行きました。 このバスは、伊那市坂下の小松良光さんが所有しているもので、「ネコバス」の愛称で親しまれているボンネットバスです。 ネコバスは昭和34年から43年まで乗合自動車として使われていました。 役目を終えた後20年以上山の中に野ざらしになっていたものを小松さんが平成元年に買い取り、1年半かけて復元したものです。 小松さんによりますと、現在ボンネットバスはおよそ120台残っていて、このバスはナンバー登録されている中で2番目に古く、ネコバスの原型をとどめているわずか2台のうちの1台だということです。 今回のバス遠足は、新山出身の小松さんがハッチョウトンボを子どもに見せてあげたいと保育園に呼びかけ企画されました。 トンボの楽園に到着すると、園児は地元住民の説明を聞きながら、ハッチョウトンボの観察を楽しんでいました。 伊那保育園では、今後も小松さんと相談してネコバスを使ったイベントを計画していきたいとしています。