戦争体験を後世に 手記朗読会
箕輪町郷土博物館は戦争の体験を後世に伝えようと、「戦争体験手記朗読会」を3日、開きました。 3日は、町内などから25人が参加し、箕輪町内などから旧満州に渡った富貴原郷開拓団に渡った4人の手記を聞きました。 富貴原郷開拓団は、当時の中箕輪村役場を拠点に東箕輪村や箕輪村、現在の伊那市の伊那町、西春近村など10町村で結成し昭和17年から終戦まで300人が満州に渡りました。 箕輪町郷土博物館では開館40周年を記念し2013年に冊子「富貴原郷開拓団の記憶」を作成しました。 3日は、町内の朗読ボランティアサークル「せせらぎ会」が子どもの頃家族と満州へ渡った体験や開拓団の花嫁として満州へ渡った手記を読み上げました。 訪れた人たちは目を閉じて、朗読に耳を傾けていました。 箕輪町郷土博物館では「今後も戦争に関する企画を行い、後世に伝えていきたい」と話していました。