南箕輪村 不妊治療の助成額の上限を増額
近隣市町村の最高額と同額
南箕輪村は、安心して妊娠・出産ができる環境を整備し、少子化対策の充実を図ろうと、不妊治療費の助成額の上限を今年度申請分から増額します。 11日は、役場で村議会全員協議会が開かれ、村が制度変更について説明しました。 村では、不妊治療の助成金を、治療費から県の助成金を除いた額の2分の1、上限を10万円としていましたが、制度変更により上限を20万円までとします。 また、年度あたり2回、通算5年度を限度としていた交付制限をなくしました。 他に、妊娠しても流産を繰り返してしまう不育症の治療を、今回から助成の対象とします。 助成額は、治療費から県の助成金を除いた額の二分の一、上限を10万円としています。 制度の変更により、不妊、不育症に対する助成ともに、近隣市町村の最高額と同額となっています。 唐木村長は、「県下一の子育ての村となるよう、環境を整備していきたい」と話していました。 村では、平成26年度からの2年間に、それぞれ平均20件の申請があったということです。 適用は、今年の4月1日分からとなっています。