高遠旅石工たちの幕末 9月に刊行
高遠石工の歴史を探るミステリータッチの小説「高遠旅石工たちの幕末」が、9月に刊行されます。 19日は、高遠石工の研究者や伊那市の関係者でつくる高遠旅石工たちの幕末出版委員会の会合が市役所で開かれ、出版に向けての報告がありました。 この小説は、八ヶ岳山麓に実在する石仏の謎解きから、過去の高遠石工の歴史を探っていくミステリーです。 執筆したのは、元伊那市建設部長で、現在は岐阜県の大垣市役所に努める松尾修さんです。 伊那市役所に勤務していた3年前に白鳥孝市長と山に登り、高遠石工をテーマにした小説があるとおもしろいのではという話から今回小説を書いたということです。 松尾さんは勤務の都合でこの日の会合には出席できませんでしたが「全国に石仏をどう広めていくか1つのツールとして注目してもらえる。高遠町の地域起こしの一助になればとの思いから書いた」とコメントしています。 「高遠旅石工たちの幕末」は、出版部数1,000冊で、1冊1,700円です。 9月2日に刊行する予定で、市内の観光施設などで購入することができます。