山田倫太郎君著書 28日発売
心臓に重い障害 箕輪中3年生
重い心臓の障害がある箕輪中学校3年の山田倫太郎君の著書「命の尊さについてぼくが思うこと」が、角川書店から28日に発売されます。 箕輪町木下の倫太郎君の自宅には、発売を前に本が届いていました。 「命の尊さについてぼくが思うこと」は、倫太郎君が去年10月から半年くらいかけて書いた本で、190ページほどあります。 生まれた時から現在までの体験や、思いがつづられています。 倫太郎君は、うまれつき心臓の左心室と右心室が分かれていない単心室(たんしんしつ)という病気です。 心臓のポンプで血液を送り出すのが難しく、酸素吸入器が欠かせません。 血管のバイパス手術など生まれてからこれまでに5回の手術を受けています。 現在6歳になる弟の恵次郎くんが、兄の病気を治すため「医者になりたい」といったことから書いた本が1作目。今回の本は倫太郎君にとって2冊目です。 倫太郎君の「命の尊さについてぼくが思うこと」は、28日発売です。 地元の書店でも早いところでは発売日の28日から店頭に並ぶ予定で、価格は1400円(税別)です。