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伊那市合併10年を検証 長谷住民の意見聞く

伊那市合併10年を検証 長谷住民の意見聞く

 伊那市合併10年を検証する懇談会が、4日、長谷総合支所で開かれ、住民からは定住対策への取り組みや公共料金の値上がりなどへの不満が多く聞かれました。  懇談会は、合併から10年を検証しようと今年6月に設置された市議会事業点検評価特別委員会が開いたものです。  4日は、長谷地域協議会の委員など地域住民17人と議員11人が参加し、住民が意見を述べました。  委員からは、「個人的には不満はない」という意見もありましたが、「合併して上下水道料金や介護保険料が高くなった」「市に何かを要望しても、予算がないと言われる。合併前のほうが住民の意見が反映されていた」「ガソリンスタンドや商店がなく不便」「この地域に残るメリットがない。真剣に人を増やそうと思っているのか疑問に感じる」などの厳しい意見が相次ぎました。  他に、「市街地からスクールバスを出して長谷の学校に通えるようにしてみてはどうか」といった要望もありました。  委員会では、旧伊那地区の7つの地域協議会の代表を集めて意見を聞く場を9月中に設けるとしています。

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