地元就職を応援 準備合宿
来年3月から就活を始める大学3年生が参加
上伊那の経済団体や行政が学生の地元就職を支援する「就活準備合宿」が、8日から3日間の日程で始まりました。 合宿には、上伊那出身で地元を離れている学生37人が参加しました。 初日の8日は、自己紹介の練習をしました。 合宿は、これから就職を考える学生と企業とを結びつけようと、企業や行政などでつくる上伊那地域若者人材確保連携協議会が初めて開いたものです。 地元でキャリア教育を推進している田畑和輝さんと米澤晋也さんが講師をつとめました。 自分のことを相手に伝える練習では、男女ペアになり、名前や参加した動機、自分の名前の意味など10の項目を質問します。 その後、聞き取った情報を基に、相手のことを他の人に紹介していました。 協議会によりますと、県外に進学した人のうち、上伊那で就職するのは2割から3割に留まっているということです。 若者の都会での就職が増えるとで、企業側は人材確保ができなくなることを共通の危機感として抱えているといいます。 合宿は、10日まで行われ、9日は、上伊那のおよそ30の企業の人事担当者を相手に模擬面接や情報交換を行うということです。