佐藤さん 3年目の桃の収穫
東日本大震災で福島県から伊那市に自主避難した果樹農家、佐藤浩信さんの畑で、今年で3年目となる桃の収穫が行われています。 9日は、佐藤さんの三男、孝樹さんが収穫作業をしていました。 収穫したのは、福島県生まれの「あかつき」と呼ばれる品種で、肉厚で果汁が多く甘みが強いということです。 佐藤さんは伊那市に避難した直後に桃の苗木を植えました。 今年で6年目となった桃の木は3メートルにまで成長しました。 例年はお盆頃から収穫を始めますが、今年は気温の高い日が続き実の成熟が早く、3日から収穫を始めているということです。 1本の木に100個以上が実るため、3日に1回は収穫作業をしているということです。 今年初めて、農薬や肥料を半分の量で育てる特別栽培に取り組みました。 収穫したものは、傷の有無や堅さでランク分けをして箱に並べます。 収穫作業は、お盆明けまで続く見込みで、JAの直売所などに出荷されます。