ミヤマシジミの観察会
伊那市内の親子50人が参加
伊那市のますみヶ丘平地林で環境省の絶滅危惧種に指定されているミヤマシジミの観察会が7月24日に開かれました。 ますみヶ丘平地林の鳩吹公園周辺では、ミヤマシジミが生息しています。 信州大学名誉教授の中村寛志さんが会長をつとめるミヤマシジミ研究会が、幼虫のえさとなるコマツナギを植樹して保護する活動をしています。 この日は、市内の親子、20組50人が虫取り網を手に観察会に参加しました。 観察会は、子どもやその親にミヤマシジミの希少性などを理解してもらおうと伊那市と研究会が開きました。 鳩吹公園近くの保護区では、コマツナギの周辺にミヤマシジミが多数みられます。 子どもたちは、網で捕まえ、観察したり写真を撮り終えると逃がしていました。 ミヤマシジミは、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているほか13の県で指定されています。 長野県版では、準絶滅危惧種に指定されていて、研究会では、「信州から全国へ保護を提唱していきたい」としています。