箕輪中 戦争体験を聞く
箕輪中学校の3年生は24日戦争体験者の話を聞きました。 話をしたのは、箕輪町大出の柴宮恒造さん92歳です。 柴宮さんは、昭和17年二十歳の時、徴兵検査に合格し中国の部隊に配属となりました。 新兵の頃は、上官から殴られ徹底的に軍人教育を教え込まれたという事です。 戦場では、中国人の集落を攻撃し占領する作戦に参加していました。 この戦争体験を聞く会は、軍人として戦場で亡くなった家族でつくる箕輪町戦没者遺族会が戦争の悲惨な記憶を語り継ごうと、箕輪中3年生を対象に毎年開いています。 話を聞き生徒たちは「貴重な話を聞けました。」「戦争を二度と繰り返してはいけない」などと話していました。 遺族会では、戦争の記憶が薄れる中、戦争のない平和な世界の実現にはどうしたら良いのかを考えるきっかけにしてほしいと話していました。