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カモシカシードル醸造所 完成

カモシカシードル醸造所 完成

 伊那市横山で地元産のリンゴを使ったシードルを製造するカモシカシードル醸造所が完成し、27日内覧会が開かれました。  シードルは年内の商品化を目指しています。  27日は市の関係者や農家、酒販店などが参加し、内覧会が開かれました。  カモシカシードル醸造所は東京都で福祉施設を運営している有限会社グルップボエンデが異分野の事業展開として運営するものです。  醸造所は木造平屋の一部二階建て、延べ床面積はおよそ200平方メートルです。  試飲、販売のスペースがあるほか、工場部分には発酵タンクなどの設備があります。  横山の8軒のリンゴ農家と契約していて、さらに自社農園で20種類705本のリンゴを栽培しています。  所長の入倉(いりくら)浩(こう)平(へい)さんは、祖母が伊那市出身で、幼少期に訪れていたことから伊那に醸造所を構えることにしました。  地元のリンゴを原料に使うことで後継者不足に悩むリンゴ農家の支援や荒廃農地の防止にもつなげたいという思いがあります。  今後仕込みを始め、年内の商品化を目指します。  カモシカシードル醸造所ではは早生種、中生種、晩生種など季節ごとのリンゴで3種類作るほか、信州大学と連携し赤い果肉の「ハニールージュ」を使ったものもつくりたいとしています。

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